ノリで申し込みをしたものの、まったく勉強しないまま、前日を迎えてしまった。試験まで、あと1日しかない。
そういった方、多いのではないでしょうか。
実際「FP試験 = 社会人のとりあえず受けておきたい資格」という位置づけで、簿記やTOEICと同じくらい、どの業界・どの職種の人でも受けられる資格になります。
そのため、とりあえず申し込みはしたものの「なんの準備もしないまま前日を迎えてしまった」という状況が起こりやすいのです。
しかしながら、FP2級の受験料はそれなりに高い (学科・実技で9000円弱) ので、この受験をムダにはしたくないでしょう。
学科・実技の両方合格とはいかないまでも、せめてどちらか一方だけ合格して、次につなげたい気持ちも分かります。
そこで本記事では、FP2級に一夜漬けで合格する方法についてまとめます。
【結論】FP2級で、ノー勉は厳しい
いきなり出鼻をくじくことになりますが、結論、FP2級はノー勉で合格は難しいです。
3級は、ノー勉 でもなんとかなりますが、2級はさすがに難しいです。(経験者は語る)
※ さすがにノー勉ということはありませんでしたが、私がFP3級を受けたときは勉強時間は8時間で、受験を決意して「FPの教科書」「FPの問題集」を購入したときと、直前というわけではないけれども、ふとパラパラと勉強したくなったときの2回です。(4時間、4時間)
実際「FPの問題集」の方はまったく使いませんでしたので、うまくやれば、FP3級は「8時間の勉強時間+FPの教科書」さえあれば、合格も可能ということです。
(とはいえ、学科:36/60、実技:70/100でした。学科に至っては合格点ちょうどで、あと1問でも落としていたら不合格でした。←FP3級の合否は絶対評価で、60%以上取れれば、合格です。)
【FP2級】ノー勉で挑んだ結果
【自己採点】
学科:18/60
実技:29/67
【実績】
学科:-
※3月公開予定
実技:-
※3月公開予定
FP3級は不真面目なりにも、8時間は勉強して「実質一夜漬け」くらいの努力はしました。しかしながら、2級はノー勉。
級が上がったのにも関わらず、3級のときよりもさらに不真面目さを発揮する結果となりました。
そのせいで、合格点にはほど遠い結果となりました。(FP2級の合否も絶対評価で、60%以上取れれば、合格です。)
しかし、ここで終わったのでは、ただ「ノー勉でFP2級はムリ」というだけのお粗末な記事となってしまうので、上記の反省を生かして「FP2級であがくために、最低限おさえておくべきポイント」をまとめます。
FP2級合格のために暗記すべき内容
FP2級といっても、基本的な範囲は3級と変わらず、より詳細になったまでです。
ですので、FP3級の内容をより精緻にしていけばいいわけです。
わざわざ「FP2級の教科書」を買うまでもなく、3級受験のときに使った「FP3級の教科書」を再利用します。(3級の教科書を持っていなければ、2級の教科書でOK)
【1】ライフプランニング:社会保険、年金
【さら~っと重要項目】
●フィナンシャルプランナーは、弁護士、税理士、保険募集人の資格なしに、彼らの業務を執行することはできない
●後期高齢者医療制度は、75歳から
●保険料の負担額:~小学校入学→2割、~70歳→3割、70歳~→一般2割、現役並み所得者→3割
●退職者の健康保険は2つ。①健康保険の任意継続 ②国民健康保険に加入
●年金=老齢基礎年金(年78万=月7万弱)
●終価係数(いまの〇円が△年後いくらになるか)、現価係数 (△年後〇円ためるには元本がいくら必要か)
●教育ローン、住宅ローン (財形住宅融資、フラット35←返済期間が最長35年だから、フラット35)
●財形住宅貯蓄 = 住宅の取得のため、給料から天引きで最大550万まで非課税で貯めることができる←税率20%のサラリーマンなら、110万の節税!(そのままもらったら、20%引かれて440万になるから)
※ 賃貸に使うのは不可
●医療保険、介護保険、年金保険、労災保険、雇用保険
●国民年金:16410円/月、厚生年金:標準給与/賞与×18.30←労使折半につき、年間100万くらいオトク ※会社勤めは、そうでない人に比べ多額の厚生年金を会社が負担してくれている
●企業型確定拠出 = 66万/年→満額入れれば、およそ13万の節税効果
【2】リスクマネジメント:生命保険、損害保険
【さら~っと重要項目】
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【3】金融資産運用:債権、株式、投資信託
【さら~っと重要項目】
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【4】タックスプタンニング:所得税、所得控除
【さら~っと重要項目】
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【5】不動産
【さら~っと重要項目】
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【6】相続・事業継承:相続税、贈与税
★相続の配分、相続と贈与の区別がポイント!
【さら~っと重要項目】
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可処分所得:額面給与から社会保険料、税金などもろもろ控除されるものを引いて残った金額(= 手取り額)
【注意】電卓 & 時計はゼッタイ忘れるな
試験慣れしていた学生時代では、ゼッタイにありえなかったことですが、社会人にもなると、なにかの試験を頻繁に受けることがなくなるので、忘れ物注意です。
受験表やえんぴつ、消しゴムもお忘れなきように。
(とは言っても、会場近くのコンビニでどれも購入できるので、最悪、受験表さえ忘れなければ問題なし。)