本記事では、簿記2級・工業簿記の独学勉強法をまとめます。
【独学】簿記2級・工業簿記の勉強法
90分
3級は60分
第1問 仕訳5問(20点)
第2問 個別論点の総合問題、連結会計(20点)
第3問 個別財務諸表(20点)
第4問 工業簿記(28点)
問1 仕訳3問
問2 個別原価計算~標準原価計算
第5問 原価差異分析、直接原価計算(12点)
勉強時間の目安は、100-200時間
3級は50-100時間
簿記1級は500-600時間 (税理士の簿記論と同じくらい)
製造原価=材料費、労務費、経費
オーダーメイド=受注生産形態=個別原価計算
大量生産形態=総合原価計算
製造直接費
製造間接費
直接材料費>仕掛品
主要材料費
買入部品費
間接材料費>製造間接費
補助材料費
工場消耗品費
消耗工具器具備品費
先入先出法
移動平均法
総平均法
継続記録法:都度計算
棚卸計算法:月末にまとめて
材料消費価格差異
材料副費=外部材料副費、内部材料副費
予定配布率を予め設定する場合も
直接労務費
直接作業分の賃金
間接労務費
間接作業分の賃金
給料
従業員賞与手当
退職給付費用
法定福利費
直接経費>仕掛品
間接経費>製造間接費
仕掛品 (未完成) →製品 (完成)
当期商品仕入高>当期製品製造原価
期首商品棚卸高>期首商品棚卸高
期末商品棚卸高>期末製品棚卸高
総合原価計算
標準原価計算
直接原価計算
全部原価計算
CVP分析
10年前までは30%前後の合格率だったが、近年は10〜20%と難化している
商業簿記の範囲が広がっている
範囲が狭く、ムラもない工業簿記から開始する
商業簿記は原価が、仕入れるとき/売り上げるときで同じ
商業簿記は商品売買業
工業簿記では原価計算が必要になる
材料費、労務費、経費
仕掛品→製品(完成すると)
個別原価計算=オーダーメイド
総合原価計算=大量生産
単純総合原価計算
等級別総合原価計算
組別総合原価計算
工程別総合原価計算
製造間接費
※部門別原価計算
標準原価計算→原価に注目
直接原価計算→利益に注目
本社工場会計
製造原価+販売費+一般管理費=総原価
※製造原価=材料費、労務費、経費
非原価項目→営業外費用、特別損失
製造直接費→形あるもの
製造間接費→電気や水道のように形のないもの
配賦→製造間接費を各製品に振り分けること
最終的には、製造間接費から仕掛品に振り分ける
さらに完成したら、仕掛品から製品勘定へ
売れたら、製品から売上原価へ
直接材料費
直接労務費
直接経費
間接材料費
間接労務費
間接経費
原価計算期間は会計期間の1年とちがって、1ヶ月で短い
工業簿記では、材料の調達は借方(右)
■資産
仕掛品
■費用
製造間接費
■負債
■収益
主要材料費→木材、小麦粉など
買入部品費→タイヤ、部品など
補助材料費→接着剤、ペンキなど
工場消耗品費→石けん、軍手など
消耗工具器具備品費→ドライバーや金づちなど
購入単価の計算
先入先出法
平均法
材料元帳≒商品有高帳
在庫管理
継続記録法→つど更新
手間はかかるが正確
棚卸計算方法
材料購入時と月末だけ更新
楽だが棚卸減耗は月末にならないと分からない
棚卸減耗費
正常な範囲なら製造間接費として処理する
材料消費価格差異
予定消費額と実際消費額の差異を埋める項目
材料副費
材料副費の予定配賦
従業員賞与手当
労務費の計算
源泉所得税や社会保険料は預り金で処理
前月未払い額
当月未払い額
直接労務費と間接労務費を作業時間で割って分ける
→直接労務費は仕掛品、間接労務費は製造間接費へ
予定賃率で賃金を計算
予定消費単価で材料費を計算
賃率差異
→最終的には、売上原価に振り替え
外注加工賃→直接経費
修繕費
①支払経費 外注加工賃、修繕費
②月割経費 減価償却費、賃借料
③測定経費 電気代、水道代
④発生経費 材料棚卸減耗費
前月繰越
次月繰越
製造間接費配賦差異
仕損
製造過程でなんらかの原因で不良品が生じること
作業屑くず
材料の切りくず
部門別個別原価計算
部門個別費
部門共通費→建物減価償却費は占有面積、電力料は電力消費量で配賦
補助部門費
製造部門ではない補助部門のお金をどう配分するか問題
直接配賦法→すぐに製造部門に配賦する
相互配賦法→いったんみなで分けて、再度製造部門に配賦する
予定配賦と実際発生額
製造部門費配賦差異
完成品と月末仕掛品
月初仕掛品
完成品原価
月末仕掛品原価
完成品単位原価
仕損減損
材料の追加投入の場合
暗記ができたらとにかく問題演習
受かるのが目的
資格取得が目的
テキストを一通り読み切ったら、何回も読んだからといって点が取れるようにはならない
ある程度理解できれば、あとは問題に対応できるか
他の資格試験とちがって、知識問題中心ではなくて、仕訳したり、計算問題が中心なので、問題演習を通じて学ぶ
簿記は暗記しても受かれない
問題演習が大事
1/3が暗記、2/3が演習
問題が解けるようにならないと
2級ができたら、BATICにも挑戦してみよう
■テキスト
参考書+過去問はセットで!