仮面浪人は「裏切り」なのか?
人によっては「仮面浪人 = 裏切り」と感じる人もいれば、そうではなく「ただ個人の選択」と考える人もいます。
ただし、一定数「仮面浪人 = 裏切り」と感じる人がいるのは事実です。
彼らの言うところは「友達への裏切り」と「親への裏切り」なのですが、なぜここまで言われなくてはならないのでしょうか。
今回は、仮面浪人は、本当に裏切りなのかについてお伝えします。
▼この記事の内容▼
●仮面浪人 = 裏切りだと言われる理由
●仮面浪人は、本当に裏切りなのか?
●仮面浪人生が失敗しない人間関係のコツ
【結論】仮面浪人は、裏切りではない
結論から言うなら、仮面浪人は裏切りでもなんでもありません。
自分の人生をよりよいモノにするための「選択肢の一つ」として、仮面浪人を選択したに過ぎないのです。
自分の人生なのですから、人にとやかく言われる筋合いはないですよ。
仮面浪人をしていること(していたこと)を打ち明けて態度が変わるような人は、もはや「友達」ではありません。「たまたま同じグループにいた人」です。
ほんとうの友達であれば、仮面浪人という選択を応援してくれるはずです。
仮面浪人するのにも「覚悟」と「まとまった勉強量」が求められるので、簡単な決断ではないことも理解してもらえると思います。
とはいえ、何かを決断するということは、どこかから意見をもらう、場合によっては批判をもらうということなので、批判する側のスタンスを知っておくことは有益だと思います。
仮面浪人が「裏切り」だと言われる理由
「仮面浪人 = 裏切り」だと言われる場面の「裏切り」とは、2つの意味を含んでいます。
友達への裏切り
「大学を受験することは、いまいる大学を侮辱するようなもの」という理由から「仮面浪人 = 友達への裏切り」と考える人もいるのが原因。
大学が向かう方向性と
両親への裏切り
「元いる大学での1年間の学費がムダになる」という理由から「仮面浪人 = 親への裏切り」と考える人もいるのが原因。
仮面浪人は編入とちがって学年にダブりが生まれるので、一年間余分に学費を支払わなくてはいけないことは確かです。
ただ、魅力を感じていない大学で4年間を過ごして、適当に生きるほうが親への裏切りになります。
仮面浪人はいまの一年間の問題でしかないですが、大学生活に満足感を得られずに卒業した場合、一生モノの問題になります。
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もといた大学の友達との交友関係はつづく?
切れる関係とつづく関係に分かれます。
たいてい「つづけたい」と思う関係はつづくので心配無用。
元から適当で、切れたとしても痛くもかゆくもない関係が切れていきます。
逆に、大学を変えたくらいで切れる関係なら、元からたいしたことがなかったということです。
【コツ】仮面浪人は、成功してから打ち明けるが吉
仮面浪人は、成功することもあれば、失敗することもあります。
仮面浪人によって人間関係をめんどくさくしないためにも、仮面浪人に成功して次の大学が確定するまでは「仮面浪人していた」という事実は打ち明けないほうがいいです。
一番めんどうなのは「仮面浪人していることを公言して、失敗したパターン」です。
この場合「この人は、この大学にいたくないけど、仮面浪人に失敗したから仕方なく4年間通う」という印象をぬぐうことができなくなります。
【おまけ】意外に、仮面浪人生はひそんでいる
仮面浪人をしていた当時「仮面浪人なんて考えるのは、自分くらいだろうな」と考えていました。
ただフタを開けてみると、仮面浪人を終えて「仮面浪人していたこと」を初めて打ち明けた友人も、仮面浪人をしていました。
「類は友を呼ぶ」というやつでしょうか。
「こんなに身近に仮面浪人していた人がいたなんて」と、ビックリしました。
ただ一つ言えることは、仮面浪人中にはお互いにその旨は伝えなかった。
やはり、すべてが終わってから打ち明けるのが吉です。