実家暮らしをして、親のすねをかじっていると、否定的な意見が目立ちます。
社会人になったのに、親のすねかじりなんて恥ずかしい…
いつまで親のすねかじってるつもり!
社会人なら、いいかげん家を出て、一人暮らしの一つでもしたらどうだ!
社会人になると、実家暮らしは風当りがめちゃめちゃ強くなります。
しかしながら、親のすねかじりは別に悪いことではないと思います。
むしろ「親のすねをかじって何が悪い?」とさえ思います。
かじれるすねがあるなら、かじればいい。
そういうスタンスです。
本記事では、社会人の親のすねかじりについて検討します。
■生き方の参考になる5冊
・嫌われる勇気
・西村博之 1%の努力
・スタンフォードの自分を変える教室
・夢をかなえるゾウ
・未来をつくるキャリアの授業
社会人で親のすねかじりでもいいじゃない。無職ニートじゃなければ
かじれるすねはあるか
基本、かじれるすねはかじるべきです。
別に、実家に一緒に暮らしたからと言って、国から追加でお金を請求されるわけではなく、ただ単に一人生活者が増えるだけなので、両親からしてみても、マイナスはないんです。(食費・光熱費がかさむという事情はありますが)
だいたいの場合、親のすねかじりに関しては、周囲からのバッシングがほとんどで、家族内で問題になっているケースは少ないことでしょう。
親から「出ていけ」と言われてまで、すねかじりを継続するケースは聞いたことがありません。
つまり、家庭内においてはすねかじり状態は合意の上なのです。
むしろ、親からしてみれば、社会人になって家を出てしまうのは寂しいので、一緒に住んでくれた方がいいとさえ思っている場合もあります。
■親も暇してる
子どもを社会にまで出してしまったら、親はもう50代。60歳の定年も近づいている年ごろです。
きちんと生きてきた親なら、このまま何もなければ、あと数年で定年を迎え、老後の生活に突入というところです。
子育ても終わり、正直、やることがなく暇しているんですね。
だから、彼らからしてみれば、子どもが家に帰ってきて、多少作る料理が増えたり
無職ニートじゃなければ、OK
無職ニートだと親の心配が半端ないのと、日本においては無職期間が長くなると再就職もしづらいという状況があり、社会復帰が難しくなるというのが考えられます。
正社員という肩書きだけは持っておきたいところですね。
正社員とフリーターの最たる違いは、給与面だけでなく、社会保障の面で厚遇されるというところにあります。
正社員=社会保険料は労使折半、厚生年金に入っているので老後の年金が増える、
フリーター=税金等を会社が半分払ってくれない、国民健康保険なので厚生年金にはやや劣る
親のすねかじりの最強ポイント
すねかじり実家暮らしは、いいところしかありません。
・家賃がタダ
>東京で一人暮らしをした場合、安くとも家賃は6万円はかかりますから、そこがタダになると考えると、生きていくにあたり経済的な負担はかなり軽減されます。6万×12か月=年間72万円の経済効果です。
・食費が浮く、かつ健康的
>実家暮らしでお母さんが自炊してくれる場合、食費もかかりません。一人暮らしで昼・夜を外食すると600円×2回×30日=3万6000円かかりますから、ここがゼロになる経済効果は相当大きいです。さらに、自炊なので、コンビニ飯やファミレス、牛丼屋で出される料理よりも、栄養バランスがよく健康的です。(とくに、実家のお味噌汁って最高だよね)
・お風呂で湯舟につかれる
>実家で毎日湯舟をつくっている場合、毎日あたたかいお湯に浸かれるという特典付きです。一人暮らしだと、シャワーで済ませることが多くなりやすいですから、ありがたい棚ぼたです。
・家によっては、一人暮らしアパートよりもスぺースが広い
>実家が一軒家だったり、広めのマンションだったら、一人あたりの空間は一人暮らしアパートを超えてきます。空間に余白があるのはいいことです。
・話し相手がいる
>一人暮らしだと、誰かを家に呼ばない限り、なにげなく話しができる相手はいません。まして、リモートワーク全盛のいまの時代では、コミュニケーションロスによって、寂しさを感じたり、ツラくなる人が多いので、これもすねかじり実家暮らしの強さの一つといえるでしょう。
■生き方の参考になる5冊
・嫌われる勇気
・西村博之 1%の努力
・スタンフォードの自分を変える教室
・夢をかなえるゾウ
・未来をつくるキャリアの授業