「やればできる」
この言葉ほど、嫌いな言葉はありません。
大嫌いです。
■生き方の参考になる5冊
・嫌われる勇気
・西村博之 1%の努力
・スタンフォードの自分を変える教室
・夢をかなえるゾウ
・未来をつくるキャリアの授業
■関連記事
・【脱却】負け癖を克服して勝ち癖をつける方法【人生、負け癖だけはつけるな】
・地道にコツコツ努力はムダなのか?【仕事・貯金・人生】
・【ゲーム化】人生をゲーム (RPG) 感覚でレベル上げすると成功する理由
やってもできない
大人になると分かることですが、世の中には「やればできるが通用しないこと」すなわち「やってもできないこと」があります。
まず一番はじめに気付くのは「受験」でしょうか。
時期は人によってバラバラで、早い人は中学受験、その次に高校受験、大学受験と続いていきますが、ここで努力しても報われない「壁」のようなものを感じます。
人によっては「自分の努力が足りていないだけ」と結論づけて、見ないようにしますが、たしかに「壁」はあります。
要領のいい人はみるみる成績を上げていくのに対し、そうでもない人はがんばってる割に報われません。
そもそもやれない
「やればできる」なんてのは、やれる側の人の意見です。
そもそも行動力がない、重い腰が上がらない人にとっては、やるという行為自体が難しい。
「やればできる」が無責任な理由
「やればできる」という問答について、よくあるシチュエーションとしては「俺にできたんだから、できないことはない」ですね。
少し難しい要求が上司や先輩社員から飛んできたときに、この言葉が添えられる傾向にあります。
一見、ダメじゃない気がしますが、これは非常によくないですね。
努力を肯定したくなる気持ちはもちろん分かるのですが、この言葉が通用するのは「相手が自分と同じか、それ以上のスペックの持ち主」であるときだけです。
■スペックとは
要領のよさや、発揮できるパフォーマンスのレベルのこと。スペックの高い人は、ナンダカンダこなせてしまう反面、スペックの低い人はどんなに努力してもいまいちできないということありますよね?
あれは本人の努力の問題ではなく、スペックが大方を占めています。できるものはできる、できないものはできないんです。
まずは、自身のスペックを見極めること
その際、スペックの分類を意識することも忘れないでください。
■スペックの分類
①記憶力
→一度見聞したことや経験したことを忘れないのは能力のひとつです。記憶力がいい人は過去の経験や勉強したことを有機的に使えるのに対し、記憶力が乏しい人は過去の経験や勉強を生かしづらい(というか忘れてしまうので結びつかない)傾向にあります。
②細かさ
→ちょっとした違いに気づく能力です。
③行動力
→手が動かせること。
④論理的思考力
→頭の回転、要領のよさ、理解力。
⑤メンタルの強さ
→ちょっとやそっとのことで食らわない人のこと。ダメージを受けないタイプとダメージを受けても耐えられるタイプの2つに分類されますが、極論どちらでも OK です。
スペックが足りてない場合はどうすればいいか
いい立ち位置を確保するに努めてください。
集団におけるポジショニングはとても重要です。
実際、スペックが高かったとしてもいいポジショニングが取れない人は損をします。
そう考えるとスペックがあることそれ自体と同じぐらい、ポジショニングが適切にできることは重要だと言えます。
ポジショニングのポイント
全体感
集団の中では、特定の個人との一対一の関係だけではなくて、複数人が絡んだ時の関係性も含めてポジショニングが重要です。
ナンダカンダ一対一の個別の関係性で、仲良くできないってことはあまりないですが、集団の中で損な役回りになってしまう人は多いでしょう。
なので原則的には、3人以上になった時にどう立ち回れるかが重要になってきます。