本記事では、FXトレードにおいて、いかに我慢する力、耐え忍ぶ力が重要であるかを解説します。
実際のところ、FXトレードは値動きを読むマネーゲームであるというより「いかに我慢できるか」を計るゲームであるとも言えます。
我慢できる人、耐え忍ぶことができる人はお金を増やしていくことができます。
我慢できない人、耐え忍べない人は大金を失います。
FXに「我慢力・忍耐力」がもっとも必要な理由
意外に思うかもしれませんが、FXにおいては資金管理が一番重要です。
またの名を「ロット管理」。上か下かを当てるより、ロットの配分をする方が重要度が高いです。
FXにおいて資金管理 (ロット管理) が最重要な理由
勝っても負けても、ベットしたロットに影響を受けるからです。
買い (ロング) か、売り (ショート) か賭けるとして、いくらロットを貼るのかを決めるのも自分です。
もしに、買い (ロング) で勝ったとして1ロットしかベットしていなければ、大した利益にはなりません。
負けるときも1ロットだけなら、傷は浅く、次の勝負に賭けることができますが、10ロットも賭けていれば、大打撃を受けて致命傷になります。
つまり、いくら賭けて勝ったか、いくら賭けて負けたかが重要なのです。
期待をこめてベットするのは楽、難しいのは資金管理
イチかバチか大金をベットするのは、実はそんなに難しいことではありません。
ただ、お金を用意するだけですから。
それよりももっとずっと難しいのは「ロットを管理すること」です。
適切なところで、適切な配分でお金をかけること。
ロットを増やせば、儲かる可能性も大金を失う可能性も高くなる
負けるのは、資金管理のむずかしさを物語っている
為替が上がるか、下がるかは極端にいえば、50%-50%なので、これに従えば大きく負けも大きく勝ちもせず、FX取引所に払う手数料の分だけ、ゆるやかに資金が減っていくだけです。
しかしながら、FXでは多くの場合、大きく資金を失います。
これは、ロット管理に失敗しているためです・
勝率の半々はずなのにお金が減っているのは、資金管理ができていないためです。
小さく負けて、大きく勝つのが理想だが、実際には「小さく勝って、大きく負けている」人が多いということが分かります。
FXあるあるですが、有り金全部を賭けて全力買い (ロング) or 全力売り (ショート) を仕掛けてしまう人が多いです。
そこまで自信が持てる展開でもないのに、有り金全部賭けている人は資金管理の難しさを分かっていません。
大きく張るのは、別にすごくもなんともなく、誰でもできるんです。
むしろ、有り金の1/3だけ賭ける方がはるかに難しい。
その時点だけで考えない
為替はたえず変化していくものなので、ポジションを取るその一時点のみでは考えない方がいいです。
そこでポジションを持ったからといって、その時点での値段がすべてではなくて、値動きは極めて流動的だということです。
ですから「方向感」でとらえるくらいがいいでしょう。
ここから上がり調子なのか、下がり調子なのか。
勝った分ロットを上げるなんて馬鹿なことはしない
勝ちが混んでくると、資金は増えてベットできるロットも増えます。
しかし、その分、大金を失うリスクも高まります。
ここで「お金増えたから、ロット増やそう」なんて考えないことです。
せっかく、少額から積み上げてきたので、一度の負けで今までの努力を水の泡にすることになります。
【資金が少ないとき】
賭けられるロットが少ないので、資金を増やすのに苦労する
>ここで資金を増やしていけるのはスゴイこと
ところが、
【資金が増えたとき】
資金を増やしやすいが、失いやすくもある
>ここで負けると、今までの努力が水の泡。(少ないロットで増やしてきても、意味ない)
★資金が増えてきたときこそ、ロット管理を徹底すること!
勝率50-50でも、大金かけたときに負けると負け越すことになる