本記事は「広く浅く vs 狭く深く論争」に関する記事です。
巷ではやく「広く浅く、色々なことを勉強すべきなのか」はたまた「狭く深く、専門性を高めていくべきなのか」について議論されます。
ゼネラリスト vs プロフェッショナルの論争とも似ています。
ここでは「広く浅く」が重要だという立場から、広く浅くのメリットや、広く浅くが評価されるメカニズムについて説明します。
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ドンピシャで超深い知識が要求される場面は少ない
誰も知りえないような難解なことを知っているより「たしかにそれ重要ですわ、抜けてました」くらいのレベルの内容を確実におさえている方が、社会においては評価されます。
1と0はまったく違う
ちょこっと知っているだけで土俵に立てる
知識の精度は置いといて、少しばかり知識があるだけでその分野において土俵には立つことができます。
土俵に立てれば、チャンスが回ってくるので成長に機会があります。
何かを生み出すのはゼネラリスト
勝ちパターン=知識をつける+実務経験を積む
仕事においては、まず知識があること、
おすすめの浅く広く勉強法「有名資格を網羅する」
①資格図鑑を購入
②受験者数が多い順に並べる
③本屋に行って、参考書を一通りながめる
④一番わかりやすい参考書を買ってみる
ポイントは「網羅すること」と「自分の好みで選ばないこと」です。
■網羅すること
社会は、様々なステークホルダー (利害関係者) が関与して成り立っており、全体像をとらえようとそれなりに大がかりな作業になります。
会社においても、毎年の業績は「売上」と「経費」から求められますが、売上を出すためには営業がプッシュ型のアプローチで販促 (販売促進) をしつつ、受注した案件を生産部が実行していくことによって、成果物が納品され案件がクローズします。
また、受注したら契約まわり・お金まわりの処理を総務部や経理部がしてくれるからこそ、金銭の受け取り・支払いが滞りなく完了します。
毎日の業務においては、自分の部署の担当する業務を間違いなく確実に実行することが求められますが、仕事の勉強では他部署がやっていることや実業務範囲外のことにも手を伸ばしてみると伸びしろがあります。(それに、実業務は嫌でも覚えるので笑)
■自分の好みで選ばない
自分の好みで勉強する内容を選ぶと、拡張性が低いままです。
勉強できる内容は、実は「自分の見えている視野」でしか選べないことが通常なのです。
ですから、まったく知らない未知の分野に挑戦してみるとよかったりします。
未知の領域を選ぶ基準は「社会が求めている内容」であるべきです。
そうすることで、偏らず幅広い「網羅的な知識」ができていきます。
つまり、他部署の人や別の背景をもつ人とも会話ができるようになります。
【自分の好みで選ぶ】
>自分の得意な分野の知識しか深まらない≒自然と似通った分野しか勉強しなくなる
→ コペルニクス的転回 (ものすごく大きな気付き) への期待は薄い
【世間の需要に合わせる】
>自分が知っている・知らないを問わず、より重要度の高い分野の知識が深まる+未知の分野を勉強するので、まったく新しい気付きが得られる可能性が高い
→守備範囲が広く、価値の高いビジネスパーソンになれる