本記事では、仕事に「暗黙のルール」や「忖度 (そんたく)」を求める職場はどうなのかについて考察していきます。
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仕事に暗黙のルールや忖度を求める職場はイケてない
本来、仕事は「言語化」された状態で稼働されるべきです。
言語化されていれば、その言葉通りに実行すれば、大きくくい違うことは避けられますが、言語化されていない内容を理解できるかどうかは、その人次第で、きわめて「俗人的」です。
ここに問題があります。
そもそも「トップダウン」の経営体制になっているか
組織構造上「トップダウン」の会社がベストです。
※トップダウン=上から下に業務指示が伝達され、業務が遂行されていくシステム。この逆は、ボトムアップで下から上に提案をして、認可されれば業務として遂行されるシステム。
会社における権限を考えると、トップダウンが自然です。
業務の決定権をもつ上位の人間が事業の方向性を考えて、実際の指示を出すのであれば、部下はその指示に従えばいいだけなので、シンプルですし、裁量に違和感はありません。
ところが、ボトムアップの場合、業務の決定権がないにも関わらず、部下が事業の方向性を考えなくてはいけない部分に無理があります。
そもそも、考えたとしても最終的な決定権はないのですから、親身になって考えることはできないでしょう。
「どうせ、上司に理解してもらえなければ、ボツじゃん」と考えます。
つまり、若手にものを考えさせるべきではないんです。
そういう訳で、本来、上司は部下に「わかりやすくシンプルな言葉」で、業務指示を出さなくてはいけないんです。(これができている会社は稀有かもしれませんが、)
マネージャがマネジメントに集中していないから、暗黙のルールに頼る
本来、ラインを持つマネージャはマネジメントに集中するべきです。
例えば、8人のチームだったら、8時間×5日×8人で、合計320時間もの時間、稼働しています。
時給2500円だとすれば、2500円×320時間=80万円分です。
週次でこれだけの稼働が常時回っているので、ここで無駄があると会社としても大きな損失なので、8人部下がいれば、8人の動きを追うマネージャが1人はいるべきです。
しかしながら、日本の会社の場合、マネージャとは名ばかりで「プレイングマネージャ」が多く、結果的に「部下をもつ課長」となってしまっていることが多いでしょう。
【マネージャのあるべき姿】
マネジメントに集中
※部下のフォロー、進捗状況の把握、解決策の提示など
【実際には】
プレイングマネージャになっている≒部下をもつ課長
※マネージャが単独でもっている案件が多く、案件対応に忙殺され、部下の案件把握に目が届いていない
→結果、放置状態になり、部下が自己判断でしのぐ状態になる
★あるべき姿ではないが、なんだかんだ部下が状況判断して、忖度 (そんたく) できる場合にはうまくいく。しかし、忖度できない部下の場合、部下の責任になる。しかし、本来はマネジメントができていない、マネージャの責任であるべき!
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