【値段の話】ライブ・コンサートのチケット代が高い理由
場所を借りる
その日のために準備しなくてはならない
ライブ・コンサートのチケット代は
お客さんに提供できる価値+アーティスト本人にかかるコスト
によって決まります。
お客さんに提供できる価値
ストリーミング再生とちがって、アーティストが演奏する場で同じ空間にいることができる
生歌・生演奏を聴くことができる
アーティスト本人にかかるコスト
ライブ・コンサート本番に向けた練習、リハ、体調の調整
音源への吹込みであれば、ベストなコンディションのときにベストな声・演奏を取ればいいのに対し、ライブ・コンサートでは本番一発勝負で調整しなくてはならない
一度吹き込んだ音源は、そのまま何回も再生可能なのに対し、ライブ・コンサートはその場限りのため失敗が許されない
シンプルにいい音源を聴きたいのであれば、ライブに聴く必要はない
ライブセットにこだわればこだわるほど、設営費
セットのレンタル費
セットを組み立てるのに必要な重機、人件費
ライブ当日の朝に組み立てて、午後から本番というわけにもいかないので、前日にはセットは完成させます。
当日の組み立てで作業が遅れて予定時間にスタートできないともなれば、一大事です。
時間通りに来たお客さんを待たせることになりますし、遅れた分遠方から遠征してきているお客さんはライブを早めに抜けて帰らなくてはならないかもしれません。
ライブ当日だけではなくて、前日の賃料も発生します。
海外アーティストであれば、日本に行くための渡航費、前泊するホテル代金もかかります。
それら諸々の経費
宣伝広告費
当日の案内するスタッフの人件費
グッズを販売するスタッフの人件費
撮影機材のレンタル費
撮影スタッフの人件費
場をセッティングするのには、大きなお金とそれなりの人が関わっている
パンフレットの作成料、+αでチラシなどあれば
当日の衣装(服、靴、帽子)、メイクさん
チケットの販売ルートの確保(コンビニ決済、クレジットカード決済)、公式HPにライブ・コンサートの特設サイトを設けるための費用(サイト構築費、アクセスの大幅な増加が見込まれる場合はサーバー増強費)