本記事では、独学で2級ボイラー技士に一発合格するための勉強法をまとめます。
労働安全衛生法に基づく日本の国家資格です。
合格率55%くらい。
テキストは「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」「2級ボイラー技士過去6回問題集」の2冊で勉強を進めるのがいいでしょう。
【対策】2級ボイラー技士に独学で一発合格する勉強法 & 攻略のコツ【裏ワザ】
二級技士で全てのボイラー取扱いができます。
ただし、取扱者を統括する立場の作業主任者に選任されるには、各級資格の取得が必要とされる。
特級ボイラー技士:全ての規模のボイラー取扱作業主任者となることができる
一級ボイラー技士:伝熱面積の合計が500m2未満のボイラー取扱作業主任者となることができる
二級ボイラー技士:伝熱面積の合計が25m2未満のボイラー取扱作業主任者となることができる
似た資格にボイラー整備士、ボイラー溶接士があります。
問題
①ボイラーの構造に関する知識:10問
②ボイラーの取扱いに関する知識:10問
③燃料及び燃焼に関する知識:10問
④関係法令:10問
各科目が40%以上で、全体で60%以上で合格です。
合格率は55%ほど、受験者は3万人ほどです。
試験料は、6800円。受験資格はありません。
テキストが200ページほどなので、ひとまず2分×200ページ=400分=6時間40分
ケルビン=セルシウス温度ー273
ボイラー:
・火気、高温ガスまたは電気を熱源とするもの
・水または熱媒を加熱して蒸気または温水を作る装置
・蒸気または温水を他に供給する装置
ボイラー、熱交換器、還水槽
空調用ボイラー:暖房用、加湿用
給湯用ボイラー:浴槽、プール、洗面の給湯用
特殊用ボイラー:その他生産設備などの特殊用
丸ボイラー、水管ボイラー
鋼製ボイラー
鋳鉄製ボイラー
熱源
ガス炊きボイラー
油炊きボイラー
石炭ボイラー
電気ボイラー
廃熱回収バイラ―
圧力
低圧:蒸気0.1MPa以下、温水0.5MPa以下
高圧
超臨界圧
蒸気ボイラー
温水ボイラー
高温水ボイラー
ボイラー=火炉 (燃焼室)+ボイラー本体+附属品および附属装置
バーナ:液体燃料、気体燃料、微粉炭
火格子 (ひごうし):一般固体燃料
比熱、顕熱
バイラ―の鏡板
貫流ボイラー
炉筒煙管ボイラー
キャリオーバー:ボイラー水中に溶解、浮遊している固形物や水滴が蒸気に混じってボイラーの外に運び出される現象。ボイラー内が暴れて、水位が確認しにくくなったり、安全弁・圧力計・水面計の性能が低下する。水位制御装置が誤作動し、水位が上がったものを誤認し、ボイラー水の水位を下げ、低水位事故を招く恐れがある
ウォータハンマ:配管内の水のかたまりが蒸気に押されて、管の曲がり角に当たり大きな衝撃を与えること
スケール:ボイラー水に溶解していた石灰などが結晶化し、ボイラー内面に付着して固まったもの。ボイラーの熱効率を下げる
プライミング:水気立ち
ホーミング:泡立ち
スートブロー
酸洗浄
単純軟化法
重油の性質
石炭
ボイラー用気体燃料
低温腐食の抑制措置
石炭燃料の流動層燃焼方式
ボイラーの通風
使用再開検査
逆火 (バックファイア):油だきボイラーのたき口から火炎が吹き出る現象
・炉内の通風力が不足 (煙道ダンパの開度が不足) していると逆火が発生しやすい
・点火の際に着火遅れ
・空気より先に燃料を供給
逆火 (フラッシュバック)
バイラーの停止
①燃料の供給停止>②炉内、煙道の換気>③給水、給水弁の閉止、給水ポンプの停止>④蒸気弁を閉じ、ドレン弁を開く>⑤ダンパを閉じる
水面測定装置 (ガラス水面計):2つとも正常に機能して正常。2個で同じ水位を示していることを確認する
常用水位:ボイラーの正常運転のときの水位
安全低水面:これ以上下がってはいけない水位
油だきボイラーに使用されるバーナ
①圧力噴霧式バーナ
②蒸気噴霧式 (空気噴霧式) バーナ
③低圧気流噴霧式バーナ
④回転式 (ロータリ) バーナ
⑤ガンタイプバーナ
ターンダウン比:バーナの負荷を調整できる範囲のこと
サービスタンク
貯蔵タンク
油取り出し管はタンクの底部から20 – 30センチ上方に。底部にはゴミが沈殿しやすいため
自動油面調節装置
低温腐食:硫黄分が原因、伝熱面が露店より低くならないようにする
気体燃料の燃焼
拡散燃焼方式:ガスト空気を別々にバーナに供給して燃焼させる
予混合燃焼方式:燃料ガスを予め空気と混合して燃焼させる
ガス火炎
油火炎
逆火 (フラッシュバック)
①センタータイプバーナ
②リングタイプバーナ
③マルチスパッドバーナ
④ガンタイプバーナ
固体燃料の燃焼
火格子燃焼
微粉炭バーナ燃焼
流動層燃焼
大気汚染防止法:ばい煙
ばい煙:硫黄酸化物、窒素酸化物、ばいじん (ダスト、すす)
硫黄酸化物のほとんどが二酸化硫黄
窒素酸化物のほとんどが一酸化窒素
サーマル、フューエル
二段燃焼:
濃淡燃焼:複数バーナで空気過剰、空気不足を分ける
燃焼室の条件
一次空気:燃料の周辺に供給
二次空気:燃料と空気の混合を良好にする
自然通風
人口通風
押込通風
誘引通風
平衡通風
①ボイラーの構造に関する知識:10問
②ボイラーの取扱いに関する知識:10問
③燃料及び燃焼に関する知識:10問
④関係法令:10問
ボイラーの定義は2つ。
①蒸気ボイラー
②温水ボイラー
ボイラーの規模による区分は3つ。
①簡易ボイラー
②小型ボイラー
③ボイラー
ボイラーの伝熱面積
※伝熱面:燃焼ガスからボイラー水に熱を伝える壁面のこと
煙管だったら内径側、水管だったら外形側の面積のこと。
テキストは「いちばんわかりやすい!2級ボイラー技士合格テキスト」「2級ボイラー技士過去6回問題集」の2冊で勉強を進めるのがいいでしょう。