本記事では、品質管理検定(QC)に一夜漬けで合格する勉強法や試験範囲をまとめます。
【独学】品質管理検定(QC)に一夜漬けで合格する勉強法
品質管理検定の問題は「品質管理手法に関する穴埋め+一部統計的な計算問題」で構成されています。
そのため、テキストの読み込みが重要になっており、きっちり読み込めていれば、計算問題で多少間違えても十分合格ラインに乗せることができます。
※ 分散や標準偏差など「統計的な計算」が苦手な場合
品質管理検定(QC) 3級に一発合格するためのテキスト【これ2冊あればOK】
QC検定3級は、王道のテキスト+過去問でOKです。
一般常識的に解答できる用語問題も多いものの、テキストを使って用語をインプットしておかないと、さすがに一発合格は難しいので、品質管理について体系的に学べる「この一冊で合格!QC検定3級集中テキスト&問題集」を用意します。
※問題が100問と多いのと、さすがに過去問を解かず、インプットだけだと得点できない部分もあるので、過去問演習は必須。
ノー勉では難しい
専門的な用語をそこそこ覚える必要あり
QC検定3級で「合格に必要なボーダー」
品質管理の実践:50%以上 (問1~9の50問、1問1点)
品質管理の手法:50%以上 (問10~18の50問、1問1点)
合計で70%以上
QC検定3級の出題ポイント
前述しましたが、品質管理検定の問題は「品質管理手法に関する穴埋め+一部統計的な計算問題」で構成されています。
そこで、この2つのパートに分けて、重要ポイントをピックアップします。
■統計的な計算問題
※統計検定3級でも出題される計算問題です。公式を覚えておけば、時間がかかっても当日確実に得点できるので、ここは暗記しておくのが得策です。
平均値を求める:全部足して個数で割る
中央値:全個数の中で真ん中の数
範囲:どこからどこまでの幅
平方和:
標準偏差:
2乗の和 ー 和の2乗 / サンプル数
(例) 3、5、4、9の場合
2乗の和:9+25+16+81=121
和の2乗: (3+5+4+9)の2乗=21×21=441
平方和=121ー441 / 4=10.75
標準偏差=分散の平方根
分散=個々のデータの偏差の2乗の和 / サンプル数
※分散とは、データの散らばり度合いのこと
偏差:個々のデータの平均値との差
(例) 3、5、4、9の場合
平均=(3+5+4+9) / 4 =5.25
分散=[(-2.25)の2乗+(-0.25)の2乗+(-1.25)の2乗+(3.75)の2乗] / 4
偏差値:(個人の得点ー平均点) ÷ 標準偏差×10+50
※標準偏差を求めた上で、偏差値が求められます。
■品質管理に関する知識
QC七つ道具:
①パレート図
②特性要因図
③チェックシート
④ヒストグラム
⑤散布図
⑥グラフ
⑦管理図
⑧層別
新QC七つ道具:
①神話図法
②連関図法
③系統図法
④マトリックス図法
⑤マトリックス・データ解析法
⑥アローダイアグラム法
⑦PDPC法
この8つ+7つの手法の名前を覚える+特徴やメリットをおさえることが、後半の「品質管理の手法」パートにおける合格のための勉強法です。
「品質管理の手法」というパート名からも分かるように、品質管理の手法自体についての理解が問われるため、とにかくこの8つ+7つの手法を理解しているかです。
ここは、テキストを通しで読んでいないと、一般常識的には正しい解答を導けないので、単純暗記パートとも言えます。