【裏ワザ】品質管理検定 (QC) 2級に独学で一発合格する勉強法をまとめます。
また、いきなり2級で大丈夫かについても考察します。
おすすめの参考書「1回で合格!QC検定テキスト&問題集2級 品質管理検定」
【裏ワザ】品質管理検定 (QC) 2級に独学で一発合格する勉強法【いきなり2級で大丈夫?】
合格率
3級:6万人、50%前後
2級:2.5万人、25%前後
合格率では、25%も違います。
2つの分野で各50%以上ずつ取り、全体合計で70%取れていれば合格という部分は同じです。
3月、9月の年2回開催
民間資格
【】いきなり2級から受けて大丈夫か
■基本統計量
■確率分布
■検定・推定
■相関分析、回帰分析
■実験計画法
■サンプリングと検査
■信頼性工学
■QC七つ道具
■品質管理の実践
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ここに書いてあることが何を言っているのかおおむね理解できれば、2級合格も視野に入ってきます。
■基本統計量
3Kに頼らず、3現主義 ()
客観的な事実に基づきデータを取り活用する
数値データ、言語データ (定性データ)
数値データは、計量値、計数値
母集団からサンプル (標本) を抽出し統計量 (サンプルの特性値) から母集団の状態を推測する
中央値=メディアン=xウェーブ
最頻値=モード
ヒストグラム=度数分布
JIS Z 8101
Japanese Industrial Standards:日本工業規格、工業標準化法に基づく。Zはその他、Qは管理システム
不偏分散 (標本分散):ばらつきの尺度。平方和 / 観測個数で求まる
変動係数CV=標準偏差 / 平均値
工程能力指数 CP:Process Capability=定められた規格の限度内で製品を生産できる能力
1.67以上:十分すぎる
1.33~1.67:十分満足
1~1.33:まずまず
0.67~1:不足している
~0.67:非常に不足
1.33以上あれば、不適合品はほとんど発生していないことを意味する
両側規格の場合
CP=規格の上限ー規格の下限 / 標準偏差×6
片側規格の場合 ※値の小さいほうを採用
上限の規格:CPK=上限ー平均値 / 標準偏差×3
下限の規格:CPK=平均値ー下限 / 標準偏差×3
CPK=偏りを考慮した工程能力指数
■確率分布
正規分布 (ガウス分布)
二項分布
ポアソン分布
期待値
■検定・推定
帰無仮説
帰無仮説を棄却する / 帰無仮説を棄却できない
危険率、有意水準
対立仮設
母分散既知
母分散未知
母分散の検定
第一種の誤り=あわてものの誤り
第二種の誤り=ぼんやりものの誤り
採択域、棄却域
■相関分析、回帰分析
相関係数
単相関分析、重相関分析
正の相関、負の相関、相関がない
相関係数=XとYの偏差積和 / √Xの平方和 × √Yの平方和
0.8以上:強い相関がある
0.6~0.8:相関がある
0.4~0.6:弱い相関がある
0.4未満:ほとんど相関なし
寄与率:相関係数の2乗
大波の相関:XとYのメディアンを利用。符号検定表をつかう
小波の相関:前のデータからの増減を利用。符号検定表をつかう
■実験計画法
フィッシャーの三原則
分散分析表
二元配置実験
■サンプリングと検査
単純ランダムサンプリング
層別サンプリング
集落サンプリング
系統サンプリング
2段サンプリング
有意サンプリング
受け入れ検査
購入検査
中間検査
最終検査
出荷検査
全数検査
無視兼検査
抜き取り検査
■信頼性工学
バスタブ曲線;縦軸に故障率、横軸に時間
初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期
DFR:故障率減少型。Decreasing Failure Rate
CFR:故障率一定型、耐用寿命、Constant Failure Rate
IFR:故障率増加型、Increasing Failure Rate
MTTF:Mean Time To Failure、平均故障寿命、非修理アイテム (再生不可能) が故障するまでの平均時間
信頼度が90%になったとき (故障したものが全体の10%以上)、B10ライフと呼ぶ (ビーテンライフ)
MTBF:Mean Time Between Failures、平均故障間隔
故障率:MTBFの逆数
直列システムの信頼度
並列システムの信頼度
事後保全:CM、Corrective Maintenance
予防保全:PM、Preventive Maintenance
MTTR:Mean Time To Repair、平均修理時間
稼働率:アベイラビリティ、動作可能時間 / (動作可能時間+動作不能時間)
設計信頼性:
フェール・セーフ (Fail Sate)=故障が発生してもシステム全体としては致命的な欠陥が起こらないような設計
フール・プルーフ (Fool Proof)=間違った操作方法でも事故が起こらない設計、ポカヨケ
FMEA:Faikure Mode Effects Analysis、故障モード影響解析
FTA:Fault Tree Analysis、故障の木解析
定時打ち切りデータ:一定時間集めたら打ち切り
定数打ち切りデータ:一定数集まったら打ち切り
■QC七つ道具
■品質管理の実践
顧客志向、マーケットイン
後工程もお客様
品質を工程で作りこむ
重点志向:優先順位を明確にして効果の大きいものを特定する
PDCAサイクルを回す
TQM:Total Quality Management
7つの品質マネジメントの原則
顧客重視
リーダーシップ
人々の積極的参加
プロセスアプローチ
改善
客観的事実に基づく意思決定
関係性管理
日常管理:維持→改善→維持→改善のくり返し
魅力的品質
一元的品質
当たり前品質
無関心品質
逆評価品質
企画品質
設計品質 (ねらいの品質)
製造品質 (できばえの品質)
使用品質
PL:製造物責任、Product Liability
PLP:Product Liability Prevention、製造物責任予防
PS:製品安全、未然に防ぐ
PLD:製造物責任防御、製品事故発生による損害を最小限におさえる
QFD:Quality Function Deployment
系統誤差
偶然誤差
統計的手法:勘や経験ではなく客観的事実をデータで取り、整理分析して有効な情報を得ること
数値データ:計量値、計数値
言語データ
母平均:μ (ミュー)
母標準偏差=σ (シグマ)
中央値=メディアン
最頻値=モード
ヒストグラム:度数分布
不偏分散
変動係数 (CV)=標準偏差 / 平均値
工程能力指数Cp (Process Capability)
1.67以上:十分すぎる
1.33~1.67:十分満足
1~1.33:まずまず。十分な状態に改善する
0.67~1:不足。1.33になるように改善措置を取る
0.67以下:非常に不足。原因を究明し、是正措置を取る
両側規格
片側規格
■確率分布
正規分布=ガウス分布
二項分布、ポアソン分布
大数の法則
中心極限定理
■検定・推定
■相関分析・回帰分析
■実験計画法
■管理図
■信頼性工学
QC7つ道具
パレート図:どの項目が大きな影響を与えたかが分かる
新QC七つ道具
親和図法=KJ法
合わせて統計検定3級もおすすめ
国家資格を集めたいなら、QC検定を勉強した人におすすめなのが統計検定です。
QC検定は品質管理といいつつ、確率や統計的な知識を必要とする試験のため、統計検定と親和性が高く、2級がダメでも3級が取れるくらいのレベル感があれば、統計検定の3級も合格できるくらいが目安です。
資格合格のその先へ
標準偏差を求められるようになれば、資格の合格は可能ですが、できればその先の活用も意識したいところです。
品質管理検定は受験者を広く集め、知名度の高い資格であるものの、有資格者に独占業務が認められている訳ではないので、資格を取ったからといって業務の幅が広がる訳ではありません。
そのため、資格を取得するのは一つとして、勉強した内容が何か役に立つといいのかなと思います。
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