英語では「Certified Public Tax Accountant」といいます。
本記事では、税理士に独学で働きながら一発合格するための勉強法・攻略のコツをまとめます。
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【独学】税理士に働きながら一発合格するための勉強法
【はじめに】税理士合格に必要な勉強時間
勉強時間の目安は「4000時間」と言われています。
これは、1000時間の行政書士、社会保険労務士 (社労士) 、土地家屋調査士と比較しても圧倒的です。
※ちなみに、司法書士が3000時間なので、司法書士よりもさらに難関。
毎日3時間勉強して、丸4年 (3×365≒1000)かかるくらいという計算です。
大学受験に例えると、早稲田・慶應に合格するのに必要な勉強時間が4000時間と言われております。(東大は5000時間)
なので、まったくゼロの状態から難関私大受験をするのと同じくらいの難易度とも言えます。
■資格別合格目安時間
400時間:宅建
1000時間:行政書士、社会保険労務士 (社労士) 、土地家屋調査士
3000時間:司法書士
4000時間:★税理士、不動産鑑定士
※大学受験だと、早慶合格ライン
8000時間:弁護士
時間でみると、いかに税理士資格が難関資格であるかが分かるでしょう。
※税務署をはじめとした国税官公署で23年以上働くと、試験を受けずとも税理士を取得できるが、ここでは割愛
なぜこれほどまでに長い時間が目安となっているかと言えば、5科目それぞれにそれなりの勉強時間を有するからです。
(前提) 税理士になるには、5科目合格が必要
・簿記論(必須)450時間
・会計学論(必須)450時間
→必須2科目で合計900時間
・所得税法(法人税法とどちらかは必須)600時間
・法人税法(所得税法とどちらかは必須)600時間
→600時間
・相続税法450時間
・消費税法300時間
・酒税法150時間
・国税徴収法150時間
・住民税法200時間
・事業税法200時間
・固定資産税法250時間
→人気の相続税法+消費税法で750時間
合計2250時間で、4000時間にはぜんぜん届かないが、全部コミコミで4000時間のようです。
ただし、こうした圧倒的な勉強時間を必要とされていながら、税理士資格の合格年齢は意外と低いです。
25歳以下が最も高い32.7%。 つづいて、26〜30歳で23.0%、31〜35歳が19.7%となっています。
年齢が上がるほど、合格率が低くなるという傾向にあります。
しかし、取得者の大半は40代以上です。
税理士に占める40代以上の割合は、89%。
20代が1%未満、30代が10%です。
20代・30代が大多数を占める宅建と比べて、いかに税理士が高齢であるか分かることでしょう。
※宅建の平均取得年齢は35才
つまり、税理士試験に合格して税理士になる人はほんとにごく少数ということです。
(ほとんどが、国税官公署で23年以上働いて税理士になっているのではないか?)
とはいえ、税理士には独立開業の夢があり、75%超が独立開業、社員税理士が11%、補助税理士が13%です。
また、現役税理士で60代がもっとも多く、定年がないため、セカンドキャリアのために税理士を目指す人もいます。
税理士試験・各科目の対策
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税理士を志すきっかけになった本「フリーター、税理士になる!」
独学で税理士試験に合格した人の実体験をベースに執筆された本です。
この本では、税理士に関してまったく無知の状態から、簿記・FP試験などを突破しながら、最終的に税理士試験に突破するまでの段階的なノウハウが詰まっています。
くり返しますが、ポイントは「段階的に突破する」ということで、そのために必要な戦略が学べます。
参考書「みんなが欲しかった税理士」シリーズ
みんなが欲しかった!税理士【簿記論】の教科書&問題集1 【損益会計編】
全科目網羅しているので、少々値は張りますが、合格を真剣に目指すのであれば必須のテキストです。
簿記論★必須
財務諸表論★必須
消費税法 or 酒税法
法人税法
相続税法
所得税法
固定資産税
国税徴収法
住民税 or 事業税
必須の「簿記論」「財務諸表論」会計系科目と、法律科目3科目を選択し、合計5科目に合格した時点で、税理士取得となります。
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