本記事では中途社員の苦労について触れていきます。
その苦労の一つに
・中途社員には研修がない
・放置プレイをされて何をすればいいのか分からない
・同期がおらず孤独感が強い
といった状況があります。
本記事では、中途入社の放置プレイ&孤独について触れていくと共に、放置プレイアンド孤独との向き合い方について検討していきます。
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【前提】中途はあくまで「よそ者」
中途入社の社員はあくまでプロパー社員ではありません。
プロパーとは、新卒で入社して生え抜きの社員のこと。
社員の大半が中途で埋め尽くされている会社でさえ、新卒優遇というのは変わらないので、やはり中途=よそ者という空気感は否定できないでしょう。
さらに、生え抜きの社員が多い会社にとっては、さらにその傾向は高まります。
極端な話中途社員に教育をしてる暇があったら、生え抜きの新卒入社にその教育リソースを回すということです。
これが中途社員に研修がなく、十分な教育が受けられない理由の一つになります。
また、新卒からの生え抜き社員の多い会社では、いつまでたっても「〇〇は中途」という区別がされます。場合によっては、出世がしづらいという状況もあるということは覚えておいてください。※ただし、会社による。どこの会社も派閥とか内部事情いろいろあるよね (笑)
中途入社の放置プレイ【研修なし】
イメージとしては、業務に必要な PC とスマホを渡されて「あとは頑張ってくれ」くらいのイメージです。
大企業の場合、社内システムの使い方から社内ルール、制度面の利用方法に至るまで、基本的には社内ポータルサイトに記載されているので、これでも理論上は可能です。
しかしながら、特に込み入った説明もなく、社内ポータルをひたすら漁るしかないという状況は、転職1回目からしてみると軽いカルチャーショック、厳しい状況ではあります。
同期がいない【孤独・孤立】
新卒入社であれば一括採用が基本なので、規模感に応じて数人〜数百人の同期がいますが、中途入社に同期はいません。
正確には同じ月に入社した人は同期にあたるのですが、全く同じ部署か、あるいは人事部の温かい配慮がない限りは、お互いに「名前と存在だけは知っているが、絡みがない状態」となります。
これが中途社員が超えなくてはならない壁の一つで、同期がいないということはシンプルに寂しいだけではなくて、情報交換をする相手がいないということでもあります。
社内では通常の業務に加え、様々な情報が飛び交っているので、ある意味、情報収集は肝になるのですが、それをする相手がいないのは大きなネックになります。
実際に社内での研修や制度面での変更があった際にも、その情報が自分に入らずに苦労するということがありえます。
同じプロジェクトになった先輩社員や上司とも、フランクに何でも話せるかと言われればそうでもないので、やはり情報が集まらないのが辛いですね。
※一部そういった配慮してくれる先輩や上司もいますがやはり限界があります。
ましてフルリモート【輪に入れない】
特に今の時代は、新型コロナウイルスの感染拡大によってリモートワークが基本となっているので、周囲とのコミュニケーションが密には取りづらく、孤独感を感じやすいという状況があります。
※出社してるのであれば隣の席にいたりするので気軽に話しかけやすいですがリモートワークだとわざわざ電話をかけないといけないので、おにケーションのお手軽さは低下します。
聞きたい事を何でも聞ける上司、先輩社員だったら良いのですが、入って早々そこまで距離感を縮められる人もなかなかおらず、また会社のシステムについては「知ってて当然」という意識が強いので、なかなか聞きづらいという状況があります。この点は、中途社員にとってかなり厳しいポイントですね。
使えない認定されたら終わり【不安にさいなまれる】
社内に知り合いが少ないということは、守ってくれる人・かばってくれる人がいないということでもあります。
まして、今の世の中は「中途は即戦力採用」という印象づけが強く「中途はすぐに立ち上がる」というイメージがあるので、ツライです。
社内のローカルルールも熟知しておらず、社内システムの使い方もわからない。まして、業界未経験だったら業界知識も乏しいということで三重苦にさいなまれながら、期待はされるというのが中途入社が向き合わなくてはならない宿命です。
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