なんでもっと早く言ってくれなかったんだ。
君はうちに必要だから、いかないで欲しい。残ってほしい!
転職活動をして、内定をもらい、現職の会社に退職願を出すと、ときに引き止められることがあります。
ときには、しつこく、ときにはアッサリと。
「引き止めてくれるのはありがたいけど、正直うざい…」と感じることもあるでしょう。
「できることなら、穏便に退職したい。最後の最後でトラブりたくない!」と思いますよね。
その気持ち、よく分かります。
どうせ辞めるんだし、最後の最後でトラブっても、なにもいいことがありません。
本記事では、退職時において、引き止められたときの正しい断り方・かわし方・回避方法について解説します。
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なぜ引き止めるのか
理由は、3つあります。
・採用費を回収できていない
・失うと、会社として惜しい人材
・周囲への影響を考慮して
■採用費を回収できていない
採用活動は、いわゆる「未来への投資」です。
採用費をかけ、人を雇い、育て、会社に利益をもたらす人材となることを望みます。
転職サイトの場合は、ショットでいくらという換算
エージェントだったら、採用者の初年度年の1/3 (年収450万だったら、150万がエージェントが受け取るマージン) を成果報酬としてエージェントに支払います。
新卒採用は、一括で一人あたり300万ほどと言われています。
とくに、新卒に関してはかかっているお金が大きく、3年以内に辞められてしまうと、採用費を回収しきれないという「赤字」になります。
新卒で入社した生え抜き社員が引き止められやすい理由も、このためです。ほぼ確実に引き止められますね。
新卒一括採用時のコストが回収できてないからです。
■失うと、会社として惜しい人材
まったくいらない人材だったら、引き止めないでしょうね。
転職されたら困る人材に対し、会社は引き止めをします。(とくに、年齢がいけばいくほど)
■周囲への影響を考慮して
転職とは不思議なもので、1人辞めるとつられるように2人、3人と辞めていきます。
きっと「〇〇だって転職できたんだし、自分もできるに違いない」「そういえば、転職という選択肢があったのか!」といった具合に、社員の視野が広がってしまうことが理由の一つにはありそうです。
ですから、上長として周囲への影響も考慮して、離職者は出したくないというのが本音。
上長自身の評価にも直結します。(人が辞めると「やめたのには職場に問題の一端がある → 上長がいい空気づくりをしていなかったからだ」という結論が導かれる場合があります。とくに、新卒が辞めると。)
引き止めのパターン
なんでもっと早く言ってくれなかったんだ。
正直、そこを判断するのは上司の仕事かと思いますね。
上司に職場の不満を言ったところで、得があるかと言えばないわけですし、場合によっては生意気なやつと思われるリスクもあるわけで。だったら、わざわざ「不満があり、転職を検討しています」なんて言わないでしょ、冷静に。
そして、その返事としては多くの人が「それはお互いさまですね」と返すみたいです。
わたし自身の実例+知り合いの転職話より
金銭面の待遇アップはむずかしい
だいたい会社の給与テーブルは決まっているので、そこを部長権限で覆すことはむずかしいでしょう。
社員間の不平等につながりますから。(外資やベンチャーは知りません)
部署異動は部長なら可能
ただし、部署異動って転職とあまり変わらない気しますけどね。
転職=誰も知り合いがいなくなる代わりに待遇アップが可能
部署異動=待遇の変更は不可能だが、別の業務に携わることができる、社内には今までの知り合いがいる。ただし、配属先にいるとは限らない。
どちらがいいかは人それぞれですが。
トラブルにならない「退職願いの出し方」
スタンスとしては、退職の日程調整
日本国民には職業選択の自由が保証されているので、会社を辞める辞めないに会社の許可は必要ありません。
だから、日程調整となります。
「辞めていいですか?」ではなく「辞めるのでその日程を調整させてください」というスタンスです。
そのまま送ってもらえばOKかと。
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