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勉強しない社会人→勉強する社会人になった理由【見えない格差が広がっている】

私は、もともと勉強しない社会人でした。

しかし、27歳での転職を機に勉強する社会人になりました。

なぜ、変わったのか。

それは、見えない格差が広がっていることに気が付いたからです。

本記事では、勉強しない社会人→勉強する社会人になった理由について説明します。

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見えない格差が広がっている

見えない格差とは「どんどん成長する社会人」と「いつまでもレベルアップしない社会人」の二極化です。

これは「社会人の勉強」と深い関係があります。

具体的には、社会人は「勉強しなくてはいけない社会人」と「勉強しなくてもいい社会人」の2つに分かれます。

■勉強しなくてはいけない社会人
①時代の先端をいかなくてはいけないので、常に新しい情報をキャッチアップしなくてはならない
②業務内容が高度でテクニカルな知見が要求されるため、詳しい知識を備えていなくてはならない

■勉強しなくてもいい社会人:
①やることが決まっており、また変わらないので、情報の更新が必要ない
②業務内容が難しくなく、慣れてしまえばルーチンワークでこなせるので勉強が必要ない

つまり、勉強しなくてはならない社会人は、勉強をしないと困るので、おのずから勉強をするということです。

一方、勉強しなくてもいい社会人は、言い方を選ばずに言えば「ぬるま湯」に浸かっているので、今のまま変わらずの毎日を過ごせばいいということです。ですから、勉強する必要もない。

ちなみに、量的なバランスは

勉強しなくてはならない:しなくてもいい=1:9

です。

「日本人の社会人は一日に6分しか勉強をしない」とはよく聞きますが、これは9人の勉強しない社会人と、1人の毎日1時間勉強する社会人から構成されています。

この一人の60分を10人で割ると、ちょうど6分になるわけです。

では、なぜ多くの社会人は勉強していないかと言えば、勉強しなくてもキャッチアップできる業務だからです。

具体的に言えば、単純労働。カンタンな手順を教われば、誰でもできる仕事です。

ホワイトカラーであっても、知能労働に見えて、実は知能労働ではない。

カラダを動かすか、指先を動かすかの違いでしかありません。

世の中、1割の知能労働者と、9割の非知能労働者によって出来ているようで、この1割はよく学び、ビジネスの中枢ともいうべき役割を担っていますが、その他の9割は、1割が設計した構想を具現化する「作業者」でしかないのです。

(もちろん、構想を具現化する過程においては、頭をはたらかせてより効率的な方法を取ることは大いに有意義ですが、多くは設計した人間の中にすでにある方法です。それを、ただなぞっているだけに過ぎないのです。)

社会人で勉強しないやつの末路

 

最悪の場合、ロボットに仕事をとられる側の人間になります。

上流工程とか下流工程っていいますよね。

建設業界を例にあげると分かりやすいので、例にすると、都市全体の設計をするのがディベロッパー、都市にある建物一つ一つを設計するのがゼネコン、そして、それを作るのが大工さんです。

ディベロッパー:都市開発のプランを練る

ゼネコン:個々の建設物の設計をする

大工さん:設計どおりに建物を建てる

「勉強しなくちゃいけないなんて大変」と思うかもしれませんが、彼らは様々な能力が強化されるので、対応できる領域がみるみる広がり、引く手あまたなのに対し、単純労働で生きている人々には付加価値がついていきません。

日々の生活のワークライフバランスが取れている部分は大いに尊重できるのですが、代わりの多い人材に成り下がってしまいます。

さらに、構造全体の話なので当人がそれに気が付くのも容易ではありません。

ここまでで、勉強することの重要性。というより、勉強しなくてはならない環境に身を置くことの重要性は理解いただけたでしょうか。

勉強しなくてはいけない側になろう

転職するでも、今の会社に残るでもどちらでもいいですが、とにかく上流工程に携われるように計らいましょう。

そうしないと、モノを生み出す=勉強が必要とされるシーンに立ち会うことができません。

「指示をする側になんないといけないなんて、めんどくさい…」と思うかもしれませんが、その思考に導かれることこそがトラップなのです。

設計する側と指示されて作る側でどちらが付加価値が高いかは、もうご理解いただけていることでしょう。

 

何する、どうやって勉強する?

基本的には、業務に関係する知識を充足すればいいです。

業務において分からないことを調べて補足するのでいいでしょう。

別個で参考書を買ったり、別の分野にまで幅を広げる必要はありません。

実務に勝る経験はないので、実業務をベースに知識を拡大させていくべきです。

 

案件のスタートからクローズまで、全部自分でできるくらいで考えなくてはいけません。

同じ年代でそれなりの立場にある人は、それくらいの視点で業務をしているということです。

誰かが運んできた仕事を指示どおりにやるのではなくて、誰かに運ぶ側になるイメージを持つことです。

復習大事

いままでの受験経験から痛感している人多いかと思いますが、社会人の勉強においても復習はとても重要です。

エビングハウスの忘却曲線を例にとっても、過去に勉強した内容をくり返すことで、確実な知識となっていくことが分かるでしょう。

※エビングハウスの忘却曲線:短期記憶の間は、時間が経つほど忘れやすくなる。そのため、こまめに復習することによって、一刻も早く長期記憶に変換していくことが求められるという法則。

 

今の自分は、いままでの知識・経験の累積によってできているという意識を強く持つことが求められます。